苗村吉昭の「文学の扉・詩の扉」
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詩誌「砕氷船」について
詩誌『砕氷船』は滋賀県在住の森哲弥と苗村吉昭の二人誌。創刊当時、森には『少年玩弄品博物館』（ユニプラン）を含む四冊の既刊詩集があり、苗村は第一詩集『武器』（編集工房ノア）を出版したばかりであったが、共にマイナーポエットであった。しかし創作意欲は旺盛で、自らの作品を自由に試すことができる「実験室」として『砕氷船』を創刊することにした。当初の紙面構成は①自由詩、②小説または評論、③ソネット、④エッセイから成り、二人で均等に頁を分け合い、作品の質を競うことにした。また、制作費用を抑えるために、原稿の版組、ステープラ留めによる製本、裁断を手作業で行った。創刊号の発行部数は百二十部。『詩学』の「詩誌選評」（宇佐美孝二氏執筆）で取り上げられ、幸先良い出航となった。
第二号発行後に苗村は詩集『武器』で第十三回福田正夫賞を、第四号発行後に森が第五詩集『幻想思考理科室』（編集工房ノア）で第五十一回Ｈ氏賞を受賞するなど、順調な活動を続けたが、二〇〇一年十二月発行の第六号で第一期『砕氷船』を終了する。一年半後、第二期活動を始めたところ、苗村が第二詩集『バース』（編集工房ノア）で第五回小野十三郎賞を受賞した。二人とも依頼原稿なども増え多忙となったため、第十一号より印刷製本作業を印刷業者へ発注する方式に変更。その後、事情により発行が遅延することもあったが、紙面構成を少しずつ変えながら現在に至っている。
第十号に対して細見和之氏が「ふたりとも自分の表現の第一の場はここ、とはっきり位置づけているようだ」（『樹林』四八七号）と論評し、第十二号には杉本徹氏が「二人の資質が小冊子のなかで交互に響きあい、トータリティーの面で成功している。船の舳先は、たしかに前方の氷を砕きつつある」（『現代詩手帖』二〇〇六年四月号）と評価してくれている。なお、本誌に連載した詩作品から、森の第七詩集『ダーウィン十七世』（編集工房ノア）と苗村の第四詩集『エメラルド・タブレット』（澪標）が単行本化されている。また、森の『暮らしのとなり』（竹林館）や苗村の『文学の扉・詩の扉』（澪標）にも、本誌掲載の多くのエッセイが収録されている。小説は、森が「モンスーン・ルネッサンス」「脳髄の彼方」「薬司の森」「港町」を書き継ぎ、評論は、苗村が「国友一貫斎」「プレヴェールの詩をどうぞ」「民衆詩派ルネッサンス」（連載中）を執筆している。
※この紹介文は、「ＰＯ」１５３号（2014年5月発行）の特集「関西の詩誌・自らを語る─未来へ向けて」に掲載されたものです。
「砕氷船」総目次
第37号（20２2年11月30日発行）
詩
カフェ『スクーナー』航海地図 森 哲 弥 … 2
ポート６ 漕役囚徒 ポート７ 水葬海域
マイトレーヤ 苗村 吉昭 … 8
昇格試験 きれいごと 気づきの銃弾
小説
大火球特急（５） 森 哲 弥 … 14
評論
若き藤村、近江をゆく（10） 苗村 吉昭 … 20
エッセイ
広い野原で 森 哲 弥 … 28
反戦歌 苗村 吉昭 … 29
第36号（20２2年4月30日発行）
詩
カフェ『スクーナー』航海地図 森 哲 弥 … 2
ポート４ ウミネコ ポート５ セントエルモの火
ちいさいときに 苗村 吉昭 … 8
プールの神さま 僕の村は戦場だった
特別寄稿（再掲載）
少年の眼差し ―優しさと鋭さと 中西 弘貴 … 14
森哲弥詩集『少年百科箱日記』を読む
小説
大火球特急（４） 森 哲 弥 … 20
評論
若き藤村、近江をゆく（９） 苗村 吉昭 … 26
エッセイ
たしなむ 森 哲 弥 … 34
五十の手習い教育実習 苗村 吉昭 … 35
第3５号（20２１年２月28日発行）
詩
カフェ『スクーナー』航海地図 森 哲 弥 … 2
ポート１ 寡黙な船客 ポート２ 風波 ポート３ 汎言語半島
ちいさいときに 苗村 吉昭 … 8
カラスのマクラ 偉い人と賢い人 世はすべてこともなし
特別寄稿
大野新さんを想ふ 田中 盈子 … 16
少年の眼差し ―優しさと鋭さと 中西 弘貴 … 22
森哲弥詩集『少年百科箱日記』を読む
ことなる水 ―森さんと私のこと 梶谷 佳弘 … 28
森哲弥さんへのインタビュー 梶谷 佳弘 … 29
小説
大火球特急（３） 森 哲 弥 … 44
評論
若き藤村、近江をゆく（８） 苗村 吉昭 … 50
エッセイ
解版台を光らせて 森 哲 弥 … 60
昼休みの過ごし方 苗村 吉昭 … 61
詩
カフェ『スクーナー』航海地図 森 哲 弥 … 2
ポート１ 寡黙な船客 ポート２ 風波 ポート３ 汎言語半島
ちいさいときに 苗村 吉昭 … 8
カラスのマクラ 偉い人と賢い人 世はすべてこともなし
特別寄稿
大野新さんを想ふ 田中 盈子 … 16
少年の眼差し ―優しさと鋭さと 中西 弘貴 … 22
森哲弥詩集『少年百科箱日記』を読む
ことなる水 ―森さんと私のこと 梶谷 佳弘 … 28
森哲弥さんへのインタビュー 梶谷 佳弘 … 29
小説
大火球特急（３） 森 哲 弥 … 44
評論
若き藤村、近江をゆく（８） 苗村 吉昭 … 50
エッセイ
解版台を光らせて 森 哲 弥 … 60
昼休みの過ごし方 苗村 吉昭 … 61
第3４号（20２０年９月30日発行）
詩
哀切刻句 森 哲 弥 … 2
凶器三昧 その一 その二 その三
その四 その五
ちいさいときに 苗村 吉昭 … 12
フナの墓 学校の怪談 投げられた石
特別寄稿
双林プリントでの五年間 田中 盈子 … 22
小説
大火球特急（２） 森 哲 弥 … 30
評論
若き藤村、近江をゆく（７） 苗村 吉昭 … 36
エッセイ
フルトヴェングラーの「第五」 森 哲 弥 … 44
流氷ウォークと砕氷船の旅 苗村 吉昭 … 45
第3３号（20２０年１月31日発行）
詩
幻想遍在飛躍鉄道縦覧 森 哲 弥 … 2
９ 荒天圏航走船腹鉄道線
10 群遊癒着生命体運転線
ちいさいときに 苗村 吉昭 … 13
一本の草
絶対安全圏
ふろしきの中身
小説
大火球特急（１）
森 哲 弥 … 21
評論
若き藤村、近江をゆく（６） 苗村 吉昭 … 25
エッセイ
限界的特殊化 森 哲 弥 … 34
改稿の思い 苗村 吉昭 … 35
第3２号（201９年１月31日発行）
詩
幻想遍在飛躍鉄道縦覧 森 哲 弥 … 2
６ 空中疾走単軌蒸気鉄道線
７ 非電気的前照燈設置線
８ 水源探査車輛連結蒸気鉄道線
縄文の姫たち 苗村 吉昭 … 17
ウルクのための叙事詩
二五五号甕棺墓
私の「岩宿」の発見
詩論
「情緒の共感」の変遷 ―気まぐれ抒情詩論
森 哲 弥 … 26
評論
若き藤村、近江をゆく（５） 苗村 吉昭 … 35
エッセイ
象 森 哲 弥 … 42
別種の文学と別種の詩 苗村 吉昭 … 43
第31号（201８年5月31日発行）
詩
幻想遍在飛躍鉄道縦覧 森 哲 弥 … 2
４ 絶滅回避機関庫円環線
５ 時計草橋梁繁茂線
縄文の姫たち 苗村 吉昭 … 14
東北の姫
感情の発掘
一万年の食卓
小説
蓮海寺奇譚（最終回） 森 哲 弥 … 22
評論
若き藤村、近江をゆく（４） 苗村 吉昭 … 33
エッセイ
あそび価 森 哲 弥 … 42
『宇宙よりも遠い場所』 苗村 吉昭 … 43
第30号（2017年10月15日発行）
詩
幻想遍在飛躍鉄道縦覧 森 哲 弥 … 2
１ 石炭紀往還森林蒸気鉄道
２ 象鼻隧道経由線
３ 陸海境界軌道敷設線
Takijiとの交信 苗村 吉昭 … 12
知られざる傑作
小林多喜二の死
一本の木の内側には
小説
蓮海寺奇譚（６） 森 哲 弥 … 24
評論
若き藤村、近江をゆく（３） 苗村 吉昭 … 30
エッセイ
「女性問題」という言葉 森 哲 弥 … 42
『苗村一族の千年史』 苗村 吉昭 … 43
第29号（2017年2月15日発行）
詩
７動輪５重連蒸気機関車Ｇ５ 森 哲 弥 … 2
アトランティスの恋唄（３） 苗村 吉昭 … 20
小説
蓮海寺奇譚（５） 森 哲 弥 … 30
評論
若き藤村、近江をゆく（２） 苗村 吉昭 … 36
エッセイ
空転装置 free wheeling 森 哲 弥 … 44
直感の試験 苗村 吉昭 … 45
第28号（2016年4月30日発行）
詩
現幻転々 森 哲 弥 … 2
幽霊船 貨客船 玻璃玉夢想
激転 大きい手帳
アトランティスの恋唄（２） 苗村 吉昭 … 22
書評
〈夢〉は秘密の基地だ －苗村吉昭詩集『夢中夢』を読む
中西 弘貴 … 30
小説
蓮海寺奇譚（４） 森 哲 弥 … 36
評論
若き藤村、近江をゆく（１） 苗村 吉昭 … 42
エッセイ
遠隔操縦 森 哲 弥 … 50
再びジャンル判定の問題について 苗村 吉昭 … 51
第27号（2015年9月15日発行）
詩
蟻垤塔稗史 森 哲 弥 … 2
アトランティスの恋唄（１） 苗村 吉昭 … 19
小説
蓮海寺奇譚（３） 森 哲 弥 … 28
評論
民衆詩派ルネッサンス（最終回） 苗村 吉昭 … 34
エッセイ
電報 森 哲 弥 … 50
ジャンル判定の問題について 苗村 吉昭 … 51
第26号（2015年4月30日発行）
詩
輾転日常 森 哲 弥 … 2
約束事 人、字を書く 数字
集める 林檎記
夢中夢（４） 苗村 吉昭 … 14
ひみつきち 滅亡のカレンダー 核ミサイル
十三回忌 夢中夢
小説
蓮海寺奇譚（２） 森 哲 弥 … 26
評論
民衆詩派ルネッサンス（９） 苗村 吉昭 … 32
エッセイ
万年筆のジェラシー 森 哲 弥 … 44
目の中の星 苗村 吉昭 … 45
第 25 号（2014年9月15日発行）
詩
傍視放蕩 森 哲弥 … 2
時の矢 壁虫剥がし 熟睡
夢中夢（３） 苗村吉昭 … 14
竹の水仙 ラジカセ 飛べない蝶
夕涼み橋 壺中有閑
小説
蓮海寺奇譚（１） 森 哲弥 … 26
評論
民衆詩派ルネッサンス（８） 苗村吉昭 … 32
エッセイ
冬瓜スィーツ 森 哲弥 … 46
夏の読書感想文 苗村吉昭 … 47
第 24 号(2014年2月28日発行)
詩
内緒 池井昌樹 … 2
憂愁のコンヴォイ（リン酸カルシウム収集譚）
森 哲弥 … 4
夢中夢（２） 苗村吉昭 … 18
化石採集 夢の電車 タトゥあり
カプセルホテル FINAL FANTAZY
書評
思惟のかたち －苗村吉昭詩集『半跏思惟』を読む
中西弘貴 … 30
小説
港町（２） 森 哲弥 … 34
評論
民衆詩派ルネッサンス（７） 苗村吉昭 … 40
エッセイ
好きな絵 森 哲弥 … 50
系譜 苗村吉昭 … 51
第 23 号（2013年9月30日発行）
詩
岩漿縦貫鉄道 森 哲弥 … 2
２、未完のウロボロス
夢中夢 苗村吉昭 … 20
倒木更新 珪化木 石拾い
火山弾 風の器
小説
港町（１） 森 哲弥 … 30
評論
民衆詩派ルネッサンス（６） 苗村吉昭 … 35
エッセイ
情緒と思想 森 哲弥 … 46
命の連鎖 苗村吉昭 … 47
第 22 号（2013年３月31日発行）
詩
岩漿縦貫鉄道 森 哲弥 … 2
１、列車詳覧
半跏思惟（３） 苗村吉昭 … 13
小谷寺の半跏思惟像
新羅の半跏思惟像
中宮寺の半跏思惟像
広隆寺の半跏思惟像
無数の半跏思惟像
小説
薬司の森（最終回） 森 哲弥 … 24
評論
民衆詩派ルネッサンス（５） 苗村吉昭 … 32
エッセイ
パックス・ニッポニア 森 哲弥 … 42
文学の残骸を巡る旅 苗村吉昭 … 43
第 21 号（2012年９月10日発行）
詩
戦争のすそ野の小さな悲しみ 森 哲弥 … 2
遺作 音 報せ 絵隠す母
肉弾 防毒面 楽器 靴音
半跏思惟（２） 苗村吉昭 … 18
第三日 第四日 第五日
第六日 第七日
小説
薬司の森（５） 森 哲弥 … 28
評論
民衆詩派ルネッサンス（４） 苗村吉昭 … 33
エッセイ
日記について 森 哲弥 … 42
アジアの片隅で 苗村吉昭 … 43
第 20 号（2011年12月25日発行）
詩
黒検閲官・赤異書 弐の巻 森 哲弥 … 2
半跏思惟 苗村吉昭 … 15
小説
薬司の森（４） 森 哲弥 … 25
評論
民衆詩派ルネッサンス（３） 苗村吉昭 … 30
エッセイ
涙の濃さ 森 哲弥 … 38
我再び学生なり 苗村吉昭 … 39
第 19 号（2010年2月1日発行）
詩
黒検閲官・赤異書 壱の巻 森 哲弥 … 2
葡萄月 霧月 霜月 雪月 雨月
ハレ 苗村吉昭 … 14
小説
薬司の森（３） 森 哲弥 … 24
評論
民衆詩派ルネッサンス（２） 苗村吉昭 … 30
エッセイ
新聞紙ロケット 森 哲弥 … 38
近江詩人会60年 苗村吉昭 … 39
第 18 号(2009年４月30日発行)
詩
あまりに小説的な
９ 愁い織り 森 哲弥 … 2
11 欧州北方鉄道 森 哲弥 … 6
スワミ 苗村吉昭 … 11
小説
薬司の森（２） 森 哲弥 … 22
評論
民衆詩派ルネッサンス（１） 苗村吉昭 … 28
ソネット
虹 森 哲弥 … 36
エッセイ
「女だね」 森 哲弥 … 38
改札口 苗村吉昭 … 39
第 17 号（2008年９月15日発行）
詩
あまりに小説的な
１ 魚臭 森 哲弥 … 2
４ 石榴 森 哲弥 … 6
５ 鯱 森 哲弥 … 8
リュウ 苗村吉昭 … 12
小説
薬司の森（１） 森 哲弥 … 22
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（最終回） 苗村吉昭 … 28
ソネット
耳 森 哲弥 … 34
ソネット 苗村吉昭 … 36
エッセイ
スランプ 森 哲弥 … 38
愛国の花 苗村吉昭 … 39
第 16 号（2008年４月15日発行）
詩
眼球蟲彷徨 森 哲弥 … 2
キオレ 苗村吉昭 … 18
小説
脳髄の彼方（最終回） 森 哲弥 … 28
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（９） 苗村吉昭 … 36
エッセイ
「民」という響き 森 哲弥 … 42
詩とは何か 苗村吉昭 … 43
第 15 号（2007年8月31日発行）
詩
先古代のサイコ・ロケットは
今も宇宙・無限の海に遊弋するか 森 哲弥 … 2
アッラ・トゥルバドル 苗村吉昭 … 36
小説
脳髄の彼方（９） 森 哲弥 … 48
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（８） 苗村吉昭 … 54
エッセイ
六十四歳の入園児 森 哲弥 … 60
名付け親認定書 苗村吉昭 … 61
第14号（2007年3月31日発行）
詩
シーラカンスの鱗 森 哲弥 … 2
アキィ・アキィ 苗村吉昭 … 14
小説
脳髄の彼方（8） 森 哲弥 … 26
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（7） 苗村吉昭 … 32
エッセイ
「繋ぐ」の迷走 森 哲弥 … 38
石原吉郎のノート 苗村吉昭 … 39
第13号（2006年8月31日発行）
詩
原始力発電所 森 哲弥 … 2
カウィ・カウィ 苗村吉昭 … 28
小説
脳髄の彼方（7） 森 哲弥 … 38
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（6） 苗村吉昭 … 44
エッセイ
はじめての言語学 森 哲弥 … 50
しあわせの王子 苗村吉昭 … 51
第12号（2006年1月31日発行）
詩
ダーウィン１７世 森 哲弥 … 2
ホヌ・ホヌ 苗村吉昭 … 16
小説
脳髄の彼方（6） 森 哲弥 … 26
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（5） 苗村吉昭 … 32
エッセイ
空想と現実 森 哲弥 … 38
きねずみ 苗村吉昭 … 39
第11号（2005年7月31日発行）
詩
一片の黙示録 森 哲弥 … 2
ミロ・ミロ 苗村吉昭 … 18
小説
脳髄の彼方（5） 森 哲弥 … 26
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（4） 苗村吉昭 … 32
エッセイ
星の夜のカフェ 森 哲弥 … 38
詩のカード 苗村吉昭 … 39
第10号（2005年2月25日発行）
詩
テクネ・「博物誌」解題 森 哲弥 … 2
タイル採り 苗村吉昭 … 14
童子の川 苗村吉昭 … 18
小説
脳髄の彼方（4） 森 哲弥 … 22
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（3） 苗村吉昭 … 28
ソネット
風のソネット 森 哲弥 … 34
発見 苗村吉昭 … 36
エッセイ
字霊 森 哲弥 … 38
過去という資産 苗村吉昭 … 39
第９号（2004年7月25日発行）
詩
対流飛行船《銀鯨》幻想異聞 森 哲弥 … 2
オーブの河 苗村吉昭 … 18
小説
脳髄の彼方（3） 森 哲弥 … 22
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（2） 苗村吉昭 … 28
ソネット
Ｍｉｄｄｌｅ Ｅａｓｔ・少年 森 哲弥 … 34
シミュレーション 苗村吉昭 … 36
エッセイ
変化 森 哲弥 … 38
大学 苗村吉昭 … 39
第８号（2004年１月25日発行）
詩
鍋釜の類 森 哲弥 … 2
砂つぶ 森 哲弥 … 6
The Last Supper 苗村吉昭 … 12
鰯雲 苗村吉昭 … 14
トキの死 苗村吉昭 … 18
火葬 再び 苗村吉昭 … 20
小説
脳髄の彼方（2） 森 哲弥 … 22
随想
プレヴェールの詩をどうぞ（1） 苗村吉昭 … 28
ソネット
紫揚羽・彗星曜日 森 哲弥 … 34
体感あるいは認識 苗村吉昭 … 36
エッセイ
火の色 森 哲弥 … 38
「国語表現」の授業 苗村吉昭 … 39
第７号（2003年7月15日発行）
詩
２１世紀的帆船建造計画 森 哲弥 … 2
小詩集『リ・バース』
棺 苗村吉昭 … 12
火葬 苗村吉昭 … 14
骨壷 苗村吉昭 … 16
復活 苗村吉昭 … 18
風 苗村吉昭 … 20
小説
脳髄の彼方（1） 森 哲弥 … 22
随想
枯葉に寄せて 苗村吉昭 … 30
ソネット
海響 森 哲弥 … 36
握手 苗村吉昭 … 38
第６号 （2001年12月20日発行）
詩
せんりゅうざんまい 森 哲弥 … 2
スズメ 苗村吉昭 … 10
デリート 苗村吉昭 … 12
詩論
詩の位相 森 哲弥 … 14
評論
国友一貫斎（6） 苗村吉昭 … 27
ソネット
落丁 森 哲弥 … 34
不安苗村 吉昭…36
エッセイ
ウルトラマリン 森 哲弥 … 38
携帯電話 苗村吉昭 … 39
第５号（2001年6月10日発行）
詩
花鳥風月そして猫
その壱 観花睡猫 森 哲弥 … 2
その弐 鳥声走猫 森 哲弥 … 4
その参 嘯風鎮猫 森 哲弥 … 6
その四 弄月猫影 森 哲弥 … 8
エスカルゴ 苗村吉昭 … 10
存在理由 苗村吉昭 … 12
運命三女神 苗村吉昭 … 14
蕨とり 苗村吉昭 … 16
小説
モンスーン・ルネッサンス（5） 森 哲弥 … 18
評論
国友一貫斎（5） 苗村吉昭 … 26
ソネット
今もどこかで 森 哲弥 … 34
雪の日 苗村吉昭 … 36
エッセイ
ヴァレリーの幽霊 森 哲弥 … 38
詩のオブジェ 苗村吉昭 … 39
第4号（2000年12月１日発行）
詩
今様襲色目
その壱 黒赤がさね 森 哲弥 … 2
その弐 灰色かさね 森 哲弥 … 4
その参 青地に一条の白 森 哲弥 … 5
その四 緑かさね 森 哲弥 … 7
その五 紫ひとえ 森 哲弥 … 8
生きる力 苗村吉昭 … 10
生きる努力 苗村吉昭 … 14
コピー 苗村吉昭 … 16
小説
モンスーン・ルネッサンス（4） 森 哲弥 … 18
評論
国友一貫斎（4） 苗村吉昭 … 26
ソネット
夏そして緋色の記憶 森 哲弥 … 34
モンシロチョウ 苗村吉昭 … 36
エッセイ
グルメとグルマン 森 哲弥 … 38
懐かしいノストラダムス 苗村吉昭 … 39
第3号（2000年6月１日発行）
詩
花譜変幻
その壱 庭石菖 森 哲弥 … 2
その弐 コスモス 森 哲弥 … 3
その参 チューリップ 森 哲弥 … 4
その四 たんぽぽ 森 哲弥 … 6
その五 栗 森 哲弥 … 8
壷 苗村吉昭 … 10
ライフリング 苗村吉昭 … 14
首輪のない犬 苗村吉昭 … 16
小説
モンスーン・ルネッサンス（3） 森 哲弥 … 18
評論
国友一貫斎（3） 苗村吉昭 … 26
ソネット
いのちの動き 森 哲弥 … 34
ラングホブデの草 苗村吉昭 … 36
エッセイ
加担 森 哲弥 … 38
カブトつかみ 苗村吉昭 … 39
第2号（1999年12月１日発行）
詩
チェロの海 森 哲弥 … 2
ヴァイオリン 森 哲弥 … 4
樹海のコンサート・グランド 森 哲弥 … 6
背中 苗村吉昭 … 10
水道橋 苗村吉昭 … 12
古代バビロニアの日々 苗村吉昭 … 14
コントラスト 苗村吉昭 … 16
小説
モンスーン・ルネッサンス（2） 森 哲弥 … 18
評論
国友一貫斎（2） 苗村吉昭 … 26
ソネット
時 森 哲弥 … 34
夏の終わりに 苗村吉昭 … 36
エッセイ
光 森 哲弥 … 38
捨てる神あれば拾う神あり 苗村吉昭 … 39
第１号（1999年６月１日発行）
詩
憂悶 森 哲弥 … 1
短刀 森 哲弥 … 3
図像学・少年 森 哲弥 … 5
北欧の心の船 苗村吉昭 … 9
気象観測気球 苗村吉昭 … 13
肉 苗村吉昭 … 15
小説
モンスーン・ルネッサンス（１） 森 哲弥 … 17
評論
国友一貫斎（１） 苗村吉昭 … 25
ソネット
誘拐 森 哲弥 … 33
蝋梅 苗村吉昭 … 35
エッセイ
ボーッと考えていたい 森 哲弥 … 37
一票足りなかった男 苗村吉昭 … 38